まずは朝護孫子寺へ

奈良には歴史ある寺社仏閣がたくさん点在しております。
以前も紹介しましたが、久々に信貴山の朝護孫子寺へ。
大阪と奈良の県境にある信貴山に歴史の深いお寺があります。
信貴山朝護孫子寺は、毘沙門天の総本山。
約1,400年前に仏敵の物部氏討伐の祈願をした聖徳太子に毘沙門天王が必勝法を授け、大勝した聖徳太子が伽藍(がらん)を建立したと伝えられています。
毘沙門天王の出現が、寅の年・寅の日・寅の刻だったため寅にゆかりが深く、境内には寅の像がたくさんあります。

こちらは寅の張り子です。
とても巨大で日本最大級ではないかと思います。
写真ではわかりにくいですが、首が上下にゆっくり動いています。
聖徳太子が毘沙門天から授かった必勝法とは何だったんでしょう?

こちらは聖徳太子像です。
聖徳太子といえば、昔お札に描かれていたイメージですよね。
こちらは物部氏討伐の聖徳太子像です。
弓矢をもって馬に乗っている勇ましい姿です。
ここかからは信貴山登山口に続いています。
大阪からも奈良からも信貴山登山が楽しめます。
信貴山朝護孫子寺
■ 住所
奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
一番らくちんなコースは信貴山の駐車場に車を停めて登山することです。
車は駐車場料金(一日500円)が必要ですが、二輪車なら無料です。

ちなみに信貴山の朝護孫子寺には、ここにしかないものが複数あります。
私も知らなかった日本一大きな地蔵尊が朝護孫子寺にあります。
総丈14.5m、お顔1.60m、円高3.62mの大きさ大仏のような姿です。
あらゆる災難を救う印を右手に結び、心の中のすべての願いことを成就させる如意宝珠という宝のたまを左の手に持っています。
また、本堂の戒壇めぐりをしてみてはいかがでしょう。

本堂地下にある戒壇めぐりは覚鑁(かくばん)上人が、850年前に唯一納らえれた如意宝珠という宝の珠が祀られています。
入壇料金は100円必要ですが、貴重な体験ができます。
暗闇の中を壁つたいに歩いて如意宝珠を見つけて出てくると生まれ変わったような気持ちになります。
信貴山朝護孫子寺の奥へ

朝護孫子寺の奥へ行けば信貴山の山頂へ。
インスタ映えしそうな赤い鳥居を信貴山の山頂への登山です。
空鉢護法堂のある信貴山山頂は、標高437mまでなだらかな階段を上がっていきます。
命蓮上人が竜王の教えを蒙り、信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)の如く、空鉢を飛ばして倉を飛び返らせ、驚き嘆く長者に慈悲の心を諭して福徳を授けたという出来事に由来しています。
山頂に竜王の祠を建てて以来、多くの参詣者から、「一願成就」の霊験あらたかな守護神として信仰されております。
そして、山頂近くには信貴山城跡があります。
登山といっても階段をのぼって山頂にいく信貴山ですが、山頂からの景色は絶景です。

標高437mの信貴山雄嶽を中心とする山城で、奈良県下最大規模を有する中世城郭です。
空堀の切り通し堀、土塁、門等の城郭跡が残っており、山城跡として保存状況の極めて良い遺跡です。
天正5年(1577)、松永久秀が織田信長に背き、大軍の総攻撃を受け50日間篭城、10月10日に落城。その後、廃城となりました。
関西唯一のブリッジバンジーがある

信貴山には有名な開運橋という橋があります。
トレッスル橋脚を用いたカンチレバー橋であり、日本では最初期のもので、現在でも非常にめずらしい形式とされ、外観は朱塗りされています。
現在は、登録有形文化財として非常にありがたい橋ですが、なんと昨年くらいからバンジージャンプを始めました。
ブリッジバンジーをするなら関西ではここだけのようです。
高さは30mもあり、大門池に向かって飛び込むようです。
大人・小人共通で9,000円です。
2回目のバンジージャンプでは割引があります。

ちなみにこの日はNMB48のロケが行われていました。
開運橋から開運祈願でバンジージャンプ。
2019年の開運祈願でバンジージャンプをしてみるのもいいのでは?
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